2012年3月20日、浜松市の観光コース「家康の散歩道」をサウンドウォークするイベントを行いました。
「サウンドウォーク」とは、「周りの音に耳を澄ましながら歩く」こと。「なーんだ!そんな簡単なこと」とお思いでしょうが、普段は聞き逃している音に出会ったり、心地よい音や不快な音に気づいたり、いろいろな発見があって結構楽しめます。
なお、サウンドウォークを含めた「音を聴くための教育(サウンド・エデュケーション)」については、↓をご参照下さい。
http://www.saj.gr.jp/soundscape/glossary.html#education
さてさて、ウォーキングは犀ヶ崖(さいががけ)古戦場からスタート。遊歩道を経由して、浜松城公園→家康公鎧掛松→東照宮→二代将軍秀忠公誕生の井戸 までの約3kmの道のりを歩きました。
そして、ただ歩くのではなく、どこで、どんな音が、どんな風に聞こえたのかをリストに記入したり、自分の周りから聞こえる音をスケッチしたりしました。
ちなみにこのイベントは、2012年の夏(8月)、秋(11月)にも行いました。その様子は後々アップいたしますので、よかったらまたご訪問ください。
浜松城公園に向かう途中の遊歩道で、おもしろい音を発見!
遊歩道には長さ100mほどのトンネルもあります。
この遊歩道には、かつて軽便鉄道が走っていたのです。トンネルはその名残です。
トンネルの中では手を叩いたり、足を踏み鳴らしたり、大声を出したりして、音の響きを楽しみました。
トンネルを抜けると上方に竹林が....
浜松城公園にて、音のスケッチをしている様子
音のスケッチ画(チョット見にくいですが....)
鳥の鳴き声、落ち葉を踏みしめる音、木々のざわめき、遠くから聞こえた車の音などを図や線画で表しています。
午前のサウンドウォークに引き続き、午後は聞いた音を皆で「ふりかえる」ことを行いました。
歩きながら記入した「音のリスト」に書かれた音を、自然の音・機械の音(車や工事の音など)・人間が出した音 に分類し、その音が好きか嫌いか考えてみました。
同じ音でも人によって心地よく感じたり、不快に感じたり、様々な感情を持っていることがわかりました。
当日の様子は、「全国ふるさと大使連絡会議」かわら版 64号(2012年夏号、2012年7月22日発行)のweb版でもご覧になれます。
下にリンクを貼ります。