お知らせ



2013年12月2日月曜日

手回しオルゴールワークショップを開催します

日本サウンドスケープ協会まち・音・ひと・ねっとワーキンググループ主催、音の泉サロンはままつ分室の共催により、手回しオルゴールのワークショップを行います。

オルゴールの愛らしい音、ステキな響きを一緒に楽しみませんか?




日時:2014年2月23日(日)14:00〜16:00

会場:アクトシティ浜松研修交流センター 32音楽セミナー室

定員:20名 親子で参加してみませんか?

参加費:300円(材料費、資料代等を含む)
     ※日本サウンドスケープ協会会員は100円

講師:佐々木幸弥(武蔵野美術大学講師、国際オルゴール協会MBSI会員)
コーディネーター:小菅由加里(作曲家)

内容:
・オルゴール曲を鑑賞して、音色や響きを味わいます。
・実際にオルゴールを演奏してみます。
・専用パンチを使ってカードの穴あけ体験。さて、何の曲?
・カードに絵や文字を描いてオリジナルカードを作り演奏してみます。

★事前にお申込み願います。

◆お問い合わせ・お申し込みは →こちら

   または、otosalonhama@gmail.com  へ直接メール願います。

【主催】日本サウンドスケープ協会まち・音・ひと・ねっとワーキンググループ
【共催】ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」はままつ分室
    全国ふるさと大使連絡会議
【後援】浜松市、浜松市教育委員会、(公財)浜松市文化振興財団

♪♪♪♪♪

手回しオルゴールは、文字通り、手でハンドルをクルクルと回しながら音を奏でていく「楽器」です。専用カードをオルゴール本体に差し込こんで、紙送りしていくのです。




カードには、たくさんの穴が開けられていて、それらが鉄製のくし歯を弾いて音が鳴るしくみになっています。

ハコの中身は、↓こんな風になっています。



ワークショップでは、参加者の皆さん一人ひとりにカードをご用意しますので、それぞれ好きな絵や言葉、自分の名まえなどを描いて専用パンチで  パッチン、パッチンとカードに穴をあけ、世界でたった一つ、自分だけのオリジナルカードを作成してみます。




そしてそのカードを楽譜にしてオルゴールに通し、自分の「手」で、演奏してみます!
まさに、自作自演!



え?曲を創るなんて、できるの?
と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。

ダイジョウブ!ですよ〜
講師の佐々木氏はじめ、スタッフが、やさしーく、ていねいにご指導いたします。

それに、佐々木氏が独自に開発した特製オルゴールを用いれば、どんなにデタラメに(失礼!)作ったカードでも、、、、

あ・ら・ふ・し・ぎ!

ちゃーんとメロディになって聴こえます。(^^)v

ぜひ、この機会に、手回しオルゴールを体験してみませんか?
さあ、一緒にクルクルしましょう!


お問い合わせは→こちらへ
または、otosalonhama@gmail.com  へ直接メール願います。

2013年11月4日月曜日

サウンドスケープの教室

千葉県立中央博物館では、10月5日(土)〜12月1日(日)、企画展「音の風景〜うつりゆく自然と環境を未来に伝える〜」が開催されています。

この企画展では、期間中、ほぼ毎週土曜・日曜に、日本サウンドスケープ協会とのコラボ企画として、「サウンドスケープの教室」が開講され、多種多様な音の世界との関わり方を紹介しています。詳しくは→こちら




そして、11/3(日)には、「音の泉サロン」のスタッフが講師として登壇。「まちの音に耳をすまして、まちを再発見」というタイトルで、私たちが行っている「音風景でつづる家康の散歩道」の活動を中心に、プレゼンテーションをしました。


プレゼンは、参加者に、実際にまちで録音した音を聴いていただき、何処で録った音なのかを当てるクイズからスタート。

茶畑の音風景を流した時は、「へえー」という驚きの声があがりました。それもそのはず。スピーカーからは、ウグイスや鳥たちの鳴き声にかぶさるように「ブーン」という機械音が聞こえてきたからです。

多くの人には「茶畑」「茶摘み」というと、人々が手摘みをしている風景がインプットされていますが、残念ながら、現代では、人々の手ではなく、機械(茶刈り機)によってお茶が「刈り取られ」ているのです。

ですので、現在の茶畑の音風景は、のどかな鳥たちの鳴き声に混じって、茶刈り機の機械音が響き渡っています。昔は茶摘みの時期には、一家総出どころか、親戚や手伝いの人々も集まって大変な賑わいでしたが、今は作業をする人の数も、極めて少なくなりました。

かくいう私も、幼い頃は母に連れられて親戚の茶農家へ手伝いに行ったものです。(と言っても、ほとんど助けにはならず、遊びに行ったようなものでしたが)

今は、広い茶畑に人影はまばら....昔聞こえていた人々の笑い声、子どもたちの遊ぶ声などはなく、機械音が響く中、2〜3人で黙々と作業をしています。

音風景は、時代によって移り変っているという良い例を示すことができました。

クイズの後は、ビデオや写真などで「音風景でつづる家康の散歩道」の行程を見ながら、各スポットの環境音を聴いていただく趣向にしました。

題して、「バーチャル・サウンドウォーク 音風景でつづる家康の散歩道」

終了後に、大変熱心に質問してくださった方がいました。会場には、私たちがこれまでに行った活動「音風景でつづる家康の散歩道」および「三保松原音散歩」での参加者が書いた音の記録や、活動の様子を綴った写真集などを展示していたのですが、それらも興味深くご覧になっていました。

プレゼンの進行そのものについては反省すること多く、経験不足を痛感しましたが、こうして、少しでも多くの方に私たちの活動を伝えることができ、嬉しく思いました。準備は大変でしたが、やって良かったなとシミジミ....

「音の風景」展では、この他、さまざまなイベントや企画が行われています。
お近くにお住まいの方、またはお近くお出かけする予定の方、ぜひ、千葉県立中央博物館に足をお運びください。

2013年10月29日火曜日

「三保松原音散歩」終わりました。

日本サウンドスケープ協会まち・音・ひと・ねっとワーキンググループ主催、ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」共催による「三保松原音散歩」が、9月29日(日)、無事終了しました。

当日はお天気にも恵まれ、絶好のおさんぽ日和!海岸からは富士山を仰ぐことできました。この時期にしては大変珍しいとのこと。(^^)v

参加者は、6組の親子を含む18名(内、こども9名)。スタッフを合わせて21名での散策となりました。

開始時間の午後1時少し前から、参加者の皆さんが続々と三保生涯学習交流館に集まってきました。

まずは、イントロダクション。
地図を見ながら歩くルートについて確認したほか、「音の風景って?」「音散歩って、どんなことするの?」について、簡単にレクチャーしました。

そのあと、部屋の窓を開けて、耳をひらくウォーミング・アップ。
どんな音がきこえてくるか、じっと耳をすましてみました。
車の音、人の声の他、鳥の鳴き声もきこえてきました。

そして、三保生涯学習交流館を出て、いよいよ音散歩に出発!

三保松原へと続く「神の道」を歩きながら、きこえた音を、それぞれの地図に書き込んでいきました。参加者をあらかじめ4つのグループに分け、グループ毎に行動しました。

沿道の車道には、車やバス、バイクがたくさん通り過ぎていきました。「バイクの音って、こんなに大きかったんだね」と、あらためてその騒々しさに驚く声も。


三保松原に到着してからは、新はごろもの松→旧はごろもの松→海辺 の順に、音散歩しました。

新はごろもの松の前では、聞こえた音を全部書き出して「音のリスト」を作成しました。

旧はごろもの松のところでも、音リストを作成。波の音もかすかに聞こえた..ような?
観光客の賑わいに消されて、海の音は耳に届きにくかったです。


続いて、海辺へ。

海辺では、後ろ向きになって、波が近づいては去っていく様子を聴覚だけで感じるてみました。ドーン、バラバラ、サー.....などなど、みんな思い思いの表現で、ワークシートに書き出していきました。

「はじめは何もきこえない」と、無音の瞬間があると気づいた子もいました。拍手!
「音がきこえない」ことも、音の環境なのです。


海辺から松原に戻る時は、自分の足音が変化する様子を書きとめていきました。砂浜には、いろいろな大きさの砂や石があることを、足音が変わる度に発見していきました。


↓参加者(小学生)が記録した、足音の変化の様子です。


ところで、この「三保松原音散歩」では、地元・静岡市清水区折戸にお住まいの大村優子さん作のイラストを、マスコットキャラクターとして、名札はじめワークシートや課題カード、「リスニングタイム」を知らせるウチワなどに使わせていただきました。

マスコットキャラクターの名前は「てんにょん」


「てんにょん」という名まえは、この音散歩のために大村さんが考えてくださいました。ご協力どうもありがとうございました。m(_ _)m

てんにょんは、こどもたちにも大人気で、皆さん、お帰りの際、てんにょんのイラスト入り名札をお持ち帰りになりました。

さて、海辺から松原に戻った後は、観光客が比較的少ない松林の中で、音風景スケッチをしてみました。自分の周り360°から聞こえてくる音を、線や図、絵であらわすのです。

ここはとても静かでしたが、よーく耳をすますと、虫の声が、そして遠くからは波の音や車の音なども聞こえてきました。


三保の松原での散策を終え、再び神の道を通って、三保生涯学習交流館に戻りました。

交流館では、グループごとに、神の道や三保の松原で聞いた音を付箋に書き出して大きな地図にペタペタと貼っていき、音マップを完成させました。


神の道音マップ


三保の松原の音マップ。たくさんの音が聞こえました!


音マップを完成させた後は、好きだった音、きらいだった音、未来に残したい音などをワークシートに書き出しました。これは、きいた音に対してどう思ったかを「振りかえる」ための大切なワークです。

♡好きだった音ベスト3
 ふえの音、海(波)の音、鳥の声

▲きらいだった音ベスト3
 車の音、食器の音、人がたくさんいて騒がしい音

◎三保松原ならではの音
 波の音、松葉を踏む音、砂浜を歩く音
 その他、楽しい会話、雰囲気を楽しむ音なども。

★未来に残したい音
 波や海の音、砂を踏む音、松葉を踏む音
 その他、ザー、コロン、サラサラ などとオノマトペで書いた子も。

神の道や三保松原を歩きながら、鳥の声や波の音などの自然の音・車や船などの機械の音・話し声や足音など人が出す音...たくさんの音を発見しました。

参加された皆さん、たいへんお疲れさまでした m(_ _)m

世界遺産に登録され、さらに行楽シーズンと相まって、想像以上に車や人の喧噪音で溢れていたことに驚きや戸惑いを感じた方が多かったようです。反面、それらの音は今の三保松原を象徴する音でもあり、活気があると好意的にとらえた方もいました。

さあ、未来の三保松原にはどんな音がきこえているのでしょう?

2013年9月18日水曜日

三保松原音散歩

9月29日(日)午後1:00〜4:00
日本サウンドスケープ協会まち・音・ひと・ねっとワーキンググループの主催により、三保松原音散歩」が開催されます。

「音の泉サロン」はままつ分室スタッフも企画・コーディネート、当日の運営に携わります。

詳しくは、→こちら をご覧下さい。
また、http://www.at-s.com/event/detail/744827285.html でもご覧になれます。



2013年8月26日月曜日

「音風景でつづる家康の散歩道ー夕涼の章ー」無事、終了しました!

ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」はままつ分室では、8月25日(日)、浜松市の観光コース「家康の散歩道」を、音の風景を味わいながら散策するフィールドワーク(サウンドウォーク)を行いました。

朝から天候が不安定で開催が危ぶまれていましたが、幸い集合時間の午後4時前には雨もやみ、予定通り全日程を行うことができました。


参加者は13名(内、中学生以下4名、リピーター6名)。浜松市近郊のみならず、静岡市、豊橋市、四日市市から参加くださった方もいて、地域間交流の場ともなりました。また、夏休みの自由研究にしようと、熱心に音の観察をしていた小学生も。


今回も歴史の案内人として「浜松観光ボランティアガイドの会」の池谷さんに同行いただき、スタッフ合わせて16名での散策となりました。


2012年3月にスタートしたこの活動も、今回で、はや5回目。

同じコースでも季節を変えて歩くことによって、四季それぞれの音や風情を楽しんできました。今回は残暑が厳しいことを想定し、初めて夕方~日没の時間帯(pm4:30〜6:30)に設定。「夏の音」に加え、「夕暮れならではの音」にも着目して散策する趣向にしました。

pm 4:00 参加者の皆さんが続々とJR浜松駅に集まってきました。

全員が揃うまでの間、リピーターの子どもたちには、駅で聞こえた音を書き出してもらいました。
人の声、人の歩く音、階段を駆け上がる音、着メロ、お金の音・・・たくさんの音が聞こえました。

人の往来の激しく、雑多な情報が飛び交う駅の構内で「何の音か」を聞き分けるには、かなり神経を集中させなければなりません。さすが経験者だけあって、「聞き取る力」が身についていますね。

pm 4:15 全員集合→散策に出発。

JR浜松駅からバスで最初の目的地・犀ヶ崖古戦場へ。簡単なオリエンテーションのあと、 資料館で、徳川軍と武田軍が戦った「三方ヶ原の戦い」にまつわるビデオを鑑賞しました。

劣勢だった徳川軍は、夜に武田軍の陣営を鉄砲で威嚇。その音に驚いた武田の軍勢は右往左往し、人馬もろともこの崖の谷底に転落したそうです。その他、地元の伝統芸能「遠州大念仏」の由来にもこの崖での「音」が関わっているなど、音にまつわるエピソードが幾つか語られ、音からまちや文化の成り立ちを眺め、まちを再発見するための良い準備となりました。 

ビデオ鑑賞を終えて崖をぐるっと一回り。何人かの方から「崖の下から水の音がする」との声が上がりました。崖には草木が生い茂っていて、底までは見通せないのですが、どうやら川が流れているらしい。早速、目には見えないけれど、聞こえてくる音から環境に気づく体験ができました。

その後、皆さん思い思いの場所で耳を澄まし、聞こえた音をワークシートに書き出して「音のリスト」を作成してみました。セミの鳴き声、車の音の他、人の話し声、蚊の羽音、蚊をはらう音、ものが落ちた音、チャックを閉める音など、たくさんの音が聞こえました。
参加者が書いた「音のリスト」
犀ヶ崖古戦場をあとにして、いよいよ音散策に出発。現在は遊歩道になっている軽便鉄道跡地に沿って、普済寺、亀山トンネルを経由して浜松城公園まで、それぞれの地図に聞こえた音を書きとめながら歩きました。

途中、機関車の模型のあるところでは足を止め、再び聞こえてくる音を書き出して「音のリスト」を作成。

付近は閑静な住宅街ですが、よーく耳をすますと、セミの鳴き声以外にも、車の音、人の話し声、飛行機の音、ものが落ちる音...いろいろな音が聞こえてきました。

そしてこの時は、その音を、自然の音/機械(車など)の音/人間が発した音 に分類してみました。自然の音よりも、生活の音(機械/人間の音)が多く聞こえてきました。

かつて軽便鉄道の駅があったところでは、通学のためこの駅を利用していたという参加者の方から、当時のエピソードや、思い出した音(音の思い出)について貴重なお話を聞くことができました。


そして、ガイドさんのお話を聞いて、昔の音を想像してみました。
機関車のブレーキの音、ガタゴト、シュッシュッ、ポッポー(汽笛の音)、人で賑わう音などなど、たくさんの音が浮かんできました。


コースは遊歩道から一旦それて普済寺へ。

普済寺は、三方原の戦いの際、浜松城が炎上したと見せかけるため、家康の命令によって焼き払われたそうです。

今は同じ敷地内に幼稚園があります。平日はきっと園児たちの賑やかな声であふれているのでしょうね....

普済寺からの帰り道は、自分の足音の変化を聞きながら歩き、その音の様子を記録していきました。


小学生が書いた足音の変化の様子
砂利道、砂地、枯れ葉の積もった道、コンクリートなどなど、様々な環境を歩く際の「自分が発する音」に耳をすます体験ができました。子どもたちの記録には、じゃりじゃり、たんたん、ドスドスなど、オノマトペによる表現が多く見られました。

亀山トンネルネル内では、掲示してある機関車の写真を見ながら、当時の音風景を想像してみました。この狭いトンネルの中を機関車が走っていたなんて...さぞ、耳を覆いたくなるほどの轟音だったのでしょうね。

pm.6:10 浜松城公園に到着。雨上がりの青空に、飛行機雲がより清々しく目に写りました。

浜松城公園ではひと休み。ここまでのルートで聞こえた音・発見した音を大きな地図に書こんだり、公園内を散策したり・・・
参加者が書きとめた音の地図

そして、皆さんで「夏の音」「夕方ならではの音」について語り合いました。夏の音」として、セミの鳴き声、蚊をはらう音/たたく音、エアコンの音が、「夕方の音」として、犬の散歩の音、カラスの声などがあがりました。

また、蝉の鳴き声は昼間に聞くと「暑苦しく」感じるが、夕方近くになって聞くと「味わいがある」「涼やかにさえ」感じるなどの感想も聞かれ、音に対する新たな感情の発見ができました。

雨上がりで芝生がぬれていたので、大人たちは立ったままでしたね...(^^;)
皆様、大変お疲れさまでした。

その後、浜松城を経由して、最終目的地・東照宮へ。

前回(2013年3月)の〈春の章〉では、↓この場所で車同士がぶつかる事故を目撃。音に着目して歩いていたので、よりその衝撃音に皆さん大変驚きました。

その時の「音の記憶」を話しているリピーターの子どもたち。↓

pm.6:50  予定時刻をだいぶオーバー。東照宮に到着した頃はすっかり日が暮れていました。

今回も「家康の散歩道」を歩きながら、自然の音・生活の音・歴史にまつわる音...たくさんの音を発見しました。何より、参加者の皆さんの談笑する声とステキな笑顔に出会うことができ、とても嬉しく思います。

この活動を始めて1年余り。まだまだ行き届かない点、足りない点など多く、終わったあとはいつも反省ばかりですが、こうして、リピーターの方も増え、少しずつ少しずつ、身の周りの音に注意を向けること、音と環境の関わり歴史と音の関わりなど、新たな「音」の捉え方を伝えることができていると実感しています。

2013年7月20日土曜日

サウンドウォーク「音風景でつづる家康の散歩道ー夕涼の章ー」を開催

浜松市の散策コース「家康の散歩道」を、周りの音に耳をすましながら、ゆっくり歩く(サウンドウォーク)シリーズの5回目、「夕涼(ゆうすず)の章」を開催します!

夏の夕暮れ時、夕涼みしながら、音のたから探しに出かてみませんか?
 
  風の音、虫の声、人々が暮らす音....

ふだん何気なく聞いている音も、じっくり耳を傾けてみると、新鮮に聞こえたり、不思議に感じたり....思いがけない発見があるかもしれません。

もしかしたら、家康が聞いていたかもしれない音に出会ったりして...!?

さあ!耳をすまして、まちを感じてみましょう!

第1回〜4回の様子はコチラ→第1回第2回第3回第4回

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◆日時:2013年25)午後 4:30〜6:30
    集合:午後4時、JR浜松駅在来線改札口
    雨天決行(荒天中止)

◆歩くコース:
 犀ヶ崖古戦場〜普済寺〜亀山トンネル〜浜松城公園〜東照宮

  *犀ヶ崖古戦場へはJR浜松駅から路線バスで。
  *浜松観光ボランティアガイドさんの案内で巡ります。
  
◆参加費:100円(保険代)
◆定員:15名(小学生以上、ぜひ親子でご参加を!)

◆申込み・お問い合わせ:
 Tel:080-6948-6274(小菅)
    E-mail:→お問い合わせフォームへ

内 容
●オリエンテーション

・地図、ワークシート、資料、クリップボードを配布
・ワークショップ について説明
・「耳を開く」ウォーミング・アップ・・・目を閉じて、きこえた音をワークシートに書き出してみます。

●サウンドウォーク

・家康ゆかりの地を歩きながら、自然の音や生活の音を地図に書き込んでいきます。

・途中、何カ所かで立ち止まり、全員でじっと耳をすまして聞こえた音をシートに書き込み、「音のリスト」を作成していきます。

・遠くの音/近くの音、好きな音/嫌いな音、いちばん大きかった音/小さかった音、1回だけ聞こた音/ずっと聞こえていた音 など、いろいろな音の「聞き方」を体験しながら、耳を開いていきます。

・ガイドさんから史跡にまつわるお話を聞きながら、家康の時代に聞こえていた音や、昔の人々の暮らしの音を想像してみます。そして、「音」から、まちの成り立ちや文化の営みを感じてみます。

●ふり返りワーク

・サウンドウォークで発見した音を大きな地図に書き込み、全員で「音の地図」を作ります

・皆で地図を作る作業を通して、自分がどんな音をどのように聞いたのかを振り返るとともに、同じ音を他の参加者がどのように聞いたのか、人によって「聞き方」の違いを認識します。

・完成した音の地図を見ながら、私たちの街ではどんな音が聞こえているのかを、皆で共有します。

・印象的だった音、地域を特徴づける音、不必要な音などなど、様々な視点から「まちの音」について考えてみます。








2013年7月11日木曜日

「ぼくたちは水」がオルゴール曲として披露されました。


まちの環境に目を向け、自然を慈しむ気持ちを大切にしようと歌った「ぼくたちは水」が、オルガニート(カード式の手回しオルゴール)の曲として、623日、東京都杉並区の角川庭園・すぎなみ詩歌会館で行われた「NPO法人日本水琴窟フォーラム2013年度通常総会」でお披露目されました。

会では、国際オルゴール協会(MBSI)会員の知人に演奏していただきました。オルガニートが奏でる愛らしく柔らかい音色は、会議の場に漂う独特な緊張感を一気に解きほぐしていきました。総会終了後、オルガニートの周りには自然と人の輪ができ、皆さんそのしくみについて熱心に質問をされたり、ご自身で音を出してみたりと、興味津々のご様子でした。 

「ぼくたちは水」は、ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」が主催した「ふるさとの詩コンテスト」(201011月、於:四日市ポートビル)のグランプリ受賞作品です。作詩者のおおはし竜氏は、三重県桑名市役所にて上・下水道課技師として従事した経験から水の大切さを痛感し、人間と自然との共生について想いを巡らしながら一つ一つことばを紡いでいったそうです。

その後、ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」はままつ分室のスタッフが、この詩に込められたメッセージを広く人々につたえるべく混声合唱曲として作曲する機会をいただき、201111月、四日市市総合会館にて三重大学合唱団によって演奏されました。そして今回は、この作品をより広く伝え、より多くの共感をいただけるようオルガニート用に編曲するに至ったのです。

オルガニートは、写真のように、専用の細長いカードをオルゴール本体に挿入し、付随のハンドルをクルクル回しながら紙送りすることによって音楽を奏でます。この専用カードにはたくさんの小さな穴があいていて、それらが鉄製のくし歯を弾いて音が鳴るしくみになっています。




カードの穴あけは、写真左の専用工具(ホチキスみたいなもの)で、プチン・プチンと、一つひとつ手作業で行います。結構な手間と労力がかかります。まさに「手作り」といった感じです。
 
ハンドルを回すと小さな丸い穴が次々と流れ出て来て、まるで水滴の一粒一粒が語りかけているようにも感じられます。普段何気なく聞いている小川のせせらぎや雨音、そして水道水の音にも、きっと一滴一滴意味があるに違いないと思えてきます。

オルガニートについて詳しくお知りになりたい方は、↓の「やさしいオルゴール」というサイトでご覧になれます。

2013年5月5日日曜日

根津美術館庭園の音風景

先日、東京へ行った際、青山にある根津美術館に行ってきました。

ちょうど、「国宝燕子花図屏風」のコレクション展示あって、それはそれで大変興味深かったのですが、この美術館のお庭の音風景散策も楽しむことができました。

東京のど真ん中に、こんなに音風景を堪能できてくつろげる空間があることに驚きでした。まさに外界から遮断された異空間といった感じです。



お庭に一歩足を踏み入れた瞬間、鳥の声、木々のざわめきが心地よく耳に届きました。結構車の往来が激しい通りに囲まれているはずなのに、その喧噪は全く聞こえなかったのがとても不思議。

菖蒲園もありました。緑色の風景が多い中、紫色が一層際立って見えました。

「チョロチョロ」と水音が聞こえてきたので近寄ってパチリ。でも写真だと水が流れている様子がよくわかりませんね(^^;)


途中、小さな屋形船を発見。定員は、せいぜい二人ぐらい?

庭園に設けられたカフェで一休み。窓辺の席で紅茶を戴きました。すっかりくつろぎ気分で、外の風景をじっと眺めていました。

カフェの席からの風景。一面ガラス張りになっていて、まるで一枚の大きな写真(絵)を見ているようでした。枝葉が揺れる度にそよそよ、ザワザワと音が聞こえてきて、至福のひと時! でした。