お知らせ



2013年7月11日木曜日

「ぼくたちは水」がオルゴール曲として披露されました。


まちの環境に目を向け、自然を慈しむ気持ちを大切にしようと歌った「ぼくたちは水」が、オルガニート(カード式の手回しオルゴール)の曲として、623日、東京都杉並区の角川庭園・すぎなみ詩歌会館で行われた「NPO法人日本水琴窟フォーラム2013年度通常総会」でお披露目されました。

会では、国際オルゴール協会(MBSI)会員の知人に演奏していただきました。オルガニートが奏でる愛らしく柔らかい音色は、会議の場に漂う独特な緊張感を一気に解きほぐしていきました。総会終了後、オルガニートの周りには自然と人の輪ができ、皆さんそのしくみについて熱心に質問をされたり、ご自身で音を出してみたりと、興味津々のご様子でした。 

「ぼくたちは水」は、ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」が主催した「ふるさとの詩コンテスト」(201011月、於:四日市ポートビル)のグランプリ受賞作品です。作詩者のおおはし竜氏は、三重県桑名市役所にて上・下水道課技師として従事した経験から水の大切さを痛感し、人間と自然との共生について想いを巡らしながら一つ一つことばを紡いでいったそうです。

その後、ブンテックNPOグループ「音の泉サロン」はままつ分室のスタッフが、この詩に込められたメッセージを広く人々につたえるべく混声合唱曲として作曲する機会をいただき、201111月、四日市市総合会館にて三重大学合唱団によって演奏されました。そして今回は、この作品をより広く伝え、より多くの共感をいただけるようオルガニート用に編曲するに至ったのです。

オルガニートは、写真のように、専用の細長いカードをオルゴール本体に挿入し、付随のハンドルをクルクル回しながら紙送りすることによって音楽を奏でます。この専用カードにはたくさんの小さな穴があいていて、それらが鉄製のくし歯を弾いて音が鳴るしくみになっています。




カードの穴あけは、写真左の専用工具(ホチキスみたいなもの)で、プチン・プチンと、一つひとつ手作業で行います。結構な手間と労力がかかります。まさに「手作り」といった感じです。
 
ハンドルを回すと小さな丸い穴が次々と流れ出て来て、まるで水滴の一粒一粒が語りかけているようにも感じられます。普段何気なく聞いている小川のせせらぎや雨音、そして水道水の音にも、きっと一滴一滴意味があるに違いないと思えてきます。

オルガニートについて詳しくお知りになりたい方は、↓の「やさしいオルゴール」というサイトでご覧になれます。

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